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ライフボート中部 ニュース
終生飼育猫「F1010」譲渡のご報告
ライフボート中部には3匹の終生飼育猫がいました。
終生飼育猫とは、病気などにより障害が残り、一般譲渡に適さないと判断された猫のことです。
F1010は昨年9月24日に行政機関から受け入れした子猫でした。
受け入れ時の体重は680g、飼育中にカリシウィルスに感染、発病、協力動物病院に入院して治療という経緯をたどり、治癒後後ろ足に障害が認められ歩行障害になりました。(病気との因果関係は不明)
病後の体重増加・排泄には特に問題はなく介助の必要もないF1010は、飼育施設で自由に暮らすことになりました。
人懐こく、他の猫とも仲の良いF1010は、面会者・支持者の方々を迎えるスタッフキャットとして活躍する存在でした。
たとえ飛び回ったり走ったりすることは出来なくても、運命を受け入れ、「生きる」という事に素直な姿から、大切なことをたくさん学びました。
3月14日
そのように終生をライフボートで過ごすはずだった子でしたが、たまたま面会にお越しいただいた方から、一緒に育ったF1021と共に里親さんになってあげたい、とのお申し出をいただきました。
優しい里親さんの元で暮らせれば、この子にとってその方が幸せになれると思います。スタッフにはちょっと寂しい話でもありましたが、今はこの子の巡り合えた幸運を一緒に喜んでいます。
障害猫であることを承知でお引き取りいただいた里親さん、今までこの子に優しい言葉をかけていただいたみなさまに厚くお礼申しあげます。